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肩こり

「肩こり」からの解放!/根本改善の仕組み


✅肩こりの原因はさまざま
 多くの人を悩ます「辛い肩こり」「頑固な肩こり」。早ければ小学生ぐらいから「肩こり」を自覚する方もおられ、何十年も肩こりに悩まされている方は少なくありません。首や肩の周りの筋肉が緊張して硬くなり、肩こりを感じるというのは分かりやすいと思うのですが、肩こりの原因はさまざまで、一般的に知られている以上に複雑です

 例えば、男性に比較的多いのですが、首から肩にかけての筋肉の緊張が高く、筋肉が硬くても、肩こりをあまり感じていない方は結構多いと記憶しています。逆に首から肩にかけての筋肉が少なく柔らかい状態でも「肩が凝ってたまらない」と訴えられる方がおられます。こういったケースでは、いわゆる肩を揉む」という施術は難しいのです。何故ならば、揉む筋肉が少なく皮膚の下の骨をすぐに触れるような状態の場合でも「肩が凝る」と訴えられるのです。「揉むところがない」といった感じです。

✅肩こりは神経症状?
 つまり、肩こりは「神経症状」の意味合いが強く、そのために肩を揉むような施術をして一時的に肩こりが改善しても、多くの場合、数時間から数日程度で元の状態に戻ってしまいます。そうなると「毎日でも施術を受ける」「長時間の施術を希望する」「どんどん強い刺激での施術を希望する」といったような状態になりがちです。

 この強い刺激による施術や長時間の施術は、「筋肉の微細な損傷」「感覚神経の異常」を引き起こす可能性があり、注意が必要です。繰り返される強い刺激に身体が順応して慣れてしまうと、通常よりも「刺激に鈍感な状態」に陥りやすく、より強い刺激が必要となります。そして、施術によって伝わる脳への強い刺激は身体へさまざまな影響を及ぼします。


✅強い刺激を受け続けると・・・
 脳のバランスや機能を良い状態に保つためには、必要十分な刺激だけで良いのですが、安易な心地よさや刺激に身を任せていると、脳の働きやバランスが悪くなってしまい、脳がコントロールしている自律神経の働きやバランスも乱れやすくなります。そうすると、肩こりは一時的にしか改善せず、長期的に考えれば、脳や自律神経を中心とした神経系と共に神経系がコントロールしている身体の不調をも招く可能性が生じます。

✅肩こりに対する神経学的な施術
 脳リハビリ高知スプラウトの肩こりに対する施術は、緊張して凝りを感じている筋肉をリラックスさせる直接的なアプローチと同時に、全身の筋肉のバランスを調整するように施術を行っていきます。

 また、筋肉を動かすのは神経であり、脳からの指令が神経を伝わって筋肉が動きます。そのため、肩こりの根本的な改善のためには、脳と自律神経に特化したアプローチが重要となり、姿勢や歩き方の確認を行い、筋力テストや神経学的テストを組み合わせながら筋肉、皮膚、関節、神経などに刺激を加えていきます。

 適切な(必要な)刺激量は一人ひとりで異なり、検査結果に応じて強さを調整しながら施術を行います。適切なポイントを最適な強さで刺激することで、神経系の働きやバランスが整えば、強い刺激は必要なくなり、「心地よい刺激」を感じながら施術を受けることが可能となります。そして、脳と自律神経を中心とした神経系の状態が改善すれば、肩こりは解消されると同時に徐々に姿勢も矯正されていきます。